三井楽教会

五島にキリスト教が伝来した1566年から、最大2000名にまで増えた信者は、18世紀には一度ほぼ壊滅したと言われています。

五島のキリシタンが復活したのは、五島藩と大村藩との移住契約により3,000人ほどの農民が五島に移住してきたときに下ります。その最初の移住は、1772年の三井楽への移住でした。(五島灘・角力灘海域を舞台とした一八〜一九世紀における潜伏キリシタンの移住について・岩﨑義則 )
※歴史書によれば、1797年に大村藩からの開拓農民として五島藩が受け入れたことになっており、その前に三井楽淵の元に移住した人たちは、藩の契約とは異なっているようです。

三井楽教会は1880年に建設された木造教会ですが、白アリの被害のため、1971年に建て替えられました。

五島市のカトリック信徒の人口は約8.3%と、日本で最も割合が多いと言われています(五島キリシタン史・五島市世界遺産登録推進協議会)。三井楽教会は、五島のキリシタンの始まりと、その長い歴史を今に残す貴重な文化財です。

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