円畑は、五島の中でも三井楽地域ならではの耕作地です。その名のとおり円形の畑の周囲を椿がぐるりと囲うように生えています。
三井楽地域は他の地域と違ってなだらかな丘陵地となっているため、海からの潮風がそのまま吹き込んできます。円畑は、塩害に強い椿林を切り拓き、1本の杭を中心に牛を歩かせて耕すことで耕作地域を広げてきました。
ここで栽培されるサツマイモは、五島の名物、かんころ餅や焼酎製造などに利用されています。
しかし、近年農業人口の高齢化により、耕作放棄地が増え、もともと自生していた椿の手入れが年々困難になってきています。
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